🧭 1. 法定相続分とは?

法定相続分とは、遺言書がない場合に、法律で定められた相続人の取り分(割合)のことです。
民法第900条に定められており、誰がどのくらいの割合で財産を受け取るかが明確に決まっています。

用語意味
法定相続人相続を受ける権利がある人(配偶者・子・直系尊属・兄弟姉妹など)
法定相続分法律で定められた取り分の割合(民法900条)

💡 ポイント

  • 「配偶者」は常に相続人になります。
  • そのほかの相続人は「順位」で決まります。

🧩 2. 相続分を左右する2つの基本ルール

1️⃣ 配偶者は常に相続人になる
2️⃣ ほかの相続人(子・親・兄弟姉妹)は順位で決まる

順位は以下の通りです。

順位相続人
第1順位子(および代襲相続人)長男・長女など
第2順位直系尊属(父母・祖父母)両親が健在のときなど
第3順位兄弟姉妹独身で子も親も亡くなっている場合など

📊 3. よくある法定相続分【5つの代表パターン】

ケース相続人相続分解説
配偶者+子1人配偶者:1/2、子:1/2最も一般的なケース。子が複数なら子の持分を均等に分ける。
配偶者+子2人配偶者:1/2、子:各1/4子どもが2人いれば、残りの1/2を等分。
配偶者+直系尊属(親)配偶者:2/3、親:1/3子がいない場合。親が亡くなっていれば祖父母が対象。
配偶者+兄弟姉妹配偶者:3/4、兄弟姉妹:1/4子も親もいない場合。兄弟姉妹が複数ならその1/4を等分。
子のみ(配偶者なし)子:全額(均等)配偶者がいない場合、子ども全員で均等に相続。

📘 補足:代襲相続(だいしゅうそうぞく)とは?

被相続人より先に子が亡くなっている場合、その子(孫)が代わりに相続する仕組みです。
つまり、「相続する権利が世代を超えて引き継がれる」制度です。

相続人の構成説明
配偶者+孫(亡き長男の子)孫が長男の代わりに相続(代襲相続)
孫が複数いる場合長男の持分を孫同士で等分

💡 4. 相続分トラブルを防ぐためのヒント

  • 早めの遺言書作成で、希望どおりの分配にできる
  • 法定相続分を理解しておくことで、無用な誤解を防げる
  • 行政書士・税理士に相談して、相続税とのバランスも確認

🔍 5. まとめ:相続割合は「法律で決まる」が、対策は「自分で決められる」

相続は“感情”ではなく“法律”で進みます。
しかし、法定相続分に縛られず、遺言や生前対策で柔軟に調整することも可能です。

💬 相続のポイント

  • 配偶者は常に相続人
  • 子・親・兄弟は順位で決まる
  • トラブルを防ぐには「理解+準備」が大切
累計1万件以上の
相談実績!

他の事務所で解決できなかった事案でも、
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この記事を書いた人

立神 彰吾

相続・遺言・生前対策などの法務相談を中心に、これまで累計1万件以上のご相談に対応。
立神法務事務所では、“相談しやすさ”を何より大切にしたサポートを心がけています。専門用語を並べるのではなく、「どうしてそうなるのか」がわかるよう背景や理由も交えて説明。
メリット・デメリットを丁寧にお伝えし、 お客様と一緒に、最適な方法を探していきます。

保有資格
行政書士
(特定行政書士・申請取次行政書士)
宅地建物取引士資格(未登録)
書籍
「最強の一問一答 
行政手続法・行政不服審査法編」
「最強の一問一答 基礎知識編
(行政書士法・戸籍法・住民基本台帳法)」