相続手続きでは、相続人が2~3人であれば比較的スムーズに進むことが多いですが、10人、20人、それ以上となると話は大きく変わります。

例えば、

  • 🌿兄弟姉妹相続
  • 🌿数次相続が発生しているケース
  • 🌿代襲相続が何代にも及んでいるケース
  • 🌿相続登記が何十年も放置されていたケース

では、相続人が十数名から数十名になることも珍しくありません。

しかし、相続人が多いからといって、必ずしも手続きが難航するわけではありません。

実は、スムーズに進むかどうかを左右する最大のポイントは、

⭐「キーマン」が存在するかどうか

なのです。

👤 キーマンとは?

キーマンとは、

他の相続人から信頼され、相続手続きを取りまとめてくれる中心人物

のことです。

例えば、

  • 長男
  • 長女
  • 本家の方
  • 被相続人のお世話をしていた方
  • 親族内で最も連絡が取りやすい方

などがキーマンになることが多くあります。

必ずしも法定相続分が多い人とは限りません。

「みんなが話を聞いてくれる人」

これが最も重要です。

🎯 キーマンがいる相続は驚くほど進みやすい

多数相続人の案件で最も時間がかかるのは、

相続人一人ひとりとの意思疎通

です。

例えば相続人が15人いる場合、

全員へ何度も説明を繰り返すだけでも大変な時間になります。

しかしキーマンがいれば、

✅ 親族へ事前説明をしてくれる

✅ 行政書士との橋渡し役になってくれる

✅ 他の相続人の不安を和らげてくれる

✅ 書類の回収を手伝ってくれる

このような役割を担っていただけます。

その結果、

相続人全員が安心して手続きを進められるようになります。

📞 最初の電話一本が大切

当事務所でも、多数相続人の案件では、

まずキーマンとなる方と十分に打ち合わせを行います。

そのうえで、

  • 現状
  • 今後の流れ
  • 必要書類
  • 相続人の関係
  • 想定される問題点

を共有します。

そして必要に応じて、

キーマンから他の相続人へ

「行政書士から連絡があります。」

「このような内容です。」

と事前にお話しいただくことで、

初めてご連絡する相続人の方にも安心していただけます。

🤝 信頼関係を築くことが最優先

多数相続人案件では、

法律だけでは解決できないことも少なくありません。

例えば、

  • 「突然知らない行政書士から電話が来た」
  • 「本当に信用していいの?」
  • 「何か騙されるのでは?」

と不安に思われる方もいらっしゃいます。

そこで重要になるのが、

キーマンとの信頼関係

です。

キーマンが

「安心してください。」

「私もお願いしています。」

と伝えてくださるだけで、

相続人の皆様も安心して話を聞いてくださるケースが多くあります。

📄 書類収集もスムーズになる

多数相続人案件では、

必要となる書類も多くなります。

例えば、

📌 印鑑証明書

📌 戸籍謄本

📌 本人確認書類

📌 遺産分割協議書への署名押印

これらを全員分集めるには相当な時間がかかります。

しかし、

キーマンが

「書類が届いた?」

「記入方法は分かった?」

と声を掛けてくださるだけで、

回収スピードは大きく変わります。

⚠ キーマンがいない場合はどうなる?

反対に、

キーマンがいない相続では、

次のような問題が起こりやすくなります。

❌ 誰もまとめ役にならない

❌ 話が相続人ごとに異なる

❌ 書類が返送されない

❌ 連絡が途絶える

❌ 小さな誤解が大きなトラブルになる

このような状況では、

相続人同士の意思疎通にも時間がかかり、手続きが長期化してしまうことがあります。

💡 行政書士ができること

行政書士は、

相続人全員の公平な立場を大切にしながら、

  • ✅ 戸籍収集
  • ✅ 相続関係説明図の作成
  • ✅ 財産調査
  • ✅ 遺産分割協議書の作成
  • ✅ 各相続人への丁寧なご説明
  • ✅ 必要書類のご案内
  • ✅ 手続き全体の進行管理

などを行い、相続手続きが円滑に進むようサポートいたします。

特に多数相続人案件では、キーマンと密に連携を取りながら進めることが、円満な解決への近道となります。

🌸 まとめ

相続人が多い相続では、「人数の多さ」が問題なのではありません。

本当に重要なのは、

相続人同士が円滑に連絡を取り合える体制が整っているかどうかです。

その中心となるのが「キーマン」の存在です。

キーマンがいることで、相続人全員が安心して手続きに参加しやすくなり、結果として円満かつスムーズな相続につながります。

当事務所でも、多数相続人の相続手続きを数多くサポートしてまいりました。相続人が多く、「何から始めればよいかわからない」「親族への連絡に不安がある」といった場合でも、一つひとつ丁寧にサポートいたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。

リンク先:遺産分割協議がまとまらないとどうなる?放置した場合の法的リスクと解決策

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この記事を書いた人

立神 彰吾

相続・遺言・生前対策などの法務相談を中心に、これまで累計1万件以上のご相談に対応。
立神法務事務所では、“相談しやすさ”を何より大切にしたサポートを心がけています。専門用語を並べるのではなく、「どうしてそうなるのか」がわかるよう背景や理由も交えて説明。
メリット・デメリットを丁寧にお伝えし、 お客様と一緒に、最適な方法を探していきます。

保有資格
行政書士
(特定行政書士・申請取次行政書士)
宅地建物取引士資格(未登録)
書籍
「最強の一問一答 
行政手続法・行政不服審査法編」
「最強の一問一答 基礎知識編
(行政書士法・戸籍法・住民基本台帳法)」