✅ はじめに:相続手続きのゴールを知る
相続とは、亡くなった方(被相続人)の財産・権利・義務を、法定相続人が引き継ぐ一連の手続きのことです。
手続きの順序を間違えると、口座凍結や税金申告の遅れなどトラブルが発生することも。
まずは、全体の流れを5ステップで把握しておきましょう。
🧭 相続の流れ【5ステップ早見表】
| ステップ | 手続きの内容 | 期限の目安 | 主な担当者 | ポイント |
|---|---|---|---|---|
| STEP1 | 相続の開始と死亡届の提出 | 7日以内 | 家族・親族 | 戸籍や住民票の手配を早めに |
| STEP2 | 相続人と財産の調査 | 約1か月 | 家族・行政書士 | 銀行・不動産の名義確認を徹底 |
| STEP3 | 相続放棄・限定承認の判断 | 3か月以内 | 相続人本人 | 負債が多い場合は慎重に |
| STEP4 | 遺産分割協議と遺言の確認 | 約3~6か月 | 相続人全員 | 協議書は書面で残すことが大切 |
| STEP5 | 名義変更・相続税申告 | 10か月以内 | 相続人・専門家 | 期限を過ぎると延滞税の恐れも |
🪶 STEP1:相続の開始と死亡届の提出
- 人が亡くなると、その時点で自動的に「相続」が開始します。
- まず行うのは、死亡届の提出(7日以内)。
- 提出先は亡くなった方の本籍地または死亡地の市区町村役場です。
🟢 この時点でやることリスト
- 医師の死亡診断書を受け取る
- 死亡届を役所へ提出
- 世帯主変更や保険証の返却も併せて
🧾 STEP2:相続人と財産の調査
相続人の範囲は、戸籍謄本をたどって確定します。
「前妻との子ども」「養子縁組」などがある場合、思わぬ相続人がいることも。
🔍 財産調査のポイント
- 銀行口座、不動産、株式、生命保険などを一覧化
- 借金・ローン・未払い金なども漏れなく確認
💡 行政書士に依頼すると…
→ 銀行照会・戸籍収集・財産リスト化までスムーズに進められます。
⚖️ STEP3:相続放棄・限定承認の判断
相続には「プラスの財産」だけでなく「マイナスの財産(借金)」も含まれます。
借金が多い場合は、家庭裁判所での相続放棄(または限定承認)を検討。
⏰ 期限は相続開始から3か月以内!
過ぎると自動的に「単純承認(すべて相続)」になります。
🤝 STEP4:遺産分割協議と遺言の確認
遺言書がある場合は、内容に沿って分割を進めます。
遺言がない場合は、法定相続人全員で話し合いを行い、「遺産分割協議書」を作成します。
🟣 遺産分割協議書に記載すべき基本項目
- 相続人全員の署名・押印
- 分割の内容(誰が何を相続するか)
- 日付と連絡先の明記
📄 作成後は、不動産登記・銀行解約・保険金請求などに利用します。
🏦 STEP5:名義変更・相続税申告
遺産分割が終わったら、次は「名義変更」と「税金手続き」です。
🏠 主な名義変更
- 不動産登記(法務局)
- 銀行口座の解約・名義変更
- 自動車や保険契約の名義変更
💰 相続税の申告
- 相続税の申告期限は相続開始から10か月以内
- 基礎控除額:「3,000万円+法定相続人×600万円」
- 期限を過ぎると加算税・延滞税の対象に
🌿 まとめ:まずは全体像を押さえることが第一歩
相続は「手続きが多くて大変」と感じがちですが、流れを把握しておくだけで大きな安心につながります。
特に、戸籍の収集や財産調査は専門的な部分も多いため、行政書士や税理士などの専門家への相談がおすすめです。
