はじめに

相続がきっかけで家族関係がギクシャクすること、実は少なくありません。
原因は「準備不足」と「情報不足」。

でも安心してください。
ちょっとした工夫でトラブルは未然に防げます。

相続トラブルを防ぐ8つのポイント

ここからは、初めての方でも取り組める8つの大切な準備を紹介します。
(見出しに番号をつけるとチェックリストとしても使えます!)

1. 財産の棚卸しをしておく

  • 不動産、預金、株式、保険などの資産
  • 借金やローンなどの負債

何がどこにどれだけあるのかをリスト化しておくことが第一歩です。

2. 遺言書を準備する

遺言があるだけで、相続の争いは大きく減ります。
特に公正証書遺言は安全・確実。

メモ:自筆証書遺言は家庭裁判所の検認が必要。保管制度の利用もおすすめ。

3. 生前贈与や家族信託を検討

  • 認知症になってからでは財産管理が困難
  • 信頼できる人に管理を任せる「家族信託」も選択肢

早めに専門家に相談して、元気なうちに準備しましょう。

4. 相続人同士で情報を共有

秘密主義はトラブルの元。
財産の内容・希望・考えを家族と話しておくと、相続開始後の誤解が減ります。

5. 名義を整理しておく

  • 不動産や預金の名義を親だけにしていませんか?
  • 名義不明財産は、相続時に手続きが複雑になります。

6. 借金や保証債務の有無を明確に

相続では財産だけでなく借金も引き継ぐことになります。
もし借金が多い場合、相続放棄(3か月以内)の選択肢を検討します。

7. 専門家に相談する

  • 行政書士、司法書士、税理士、弁護士など
  • 家族では判断できないことは専門家に聞くのが最短ルート

8. 早めに始める

相続は「元気なうち」に準備してこそ意味があります。
急な病気や事故では間に合わないことも…。
早ければ早いほど、家族の安心が増します。

【まとめ】準備こそ最大の相続対策

相続トラブルを防ぐ8つのポイント

  1. 財産の棚卸し
  2. 遺言書を準備
  3. 生前贈与や家族信託を検討
  4. 情報を共有
  5. 名義整理
  6. 借金の有無を確認
  7. 専門家に相談
  8. 早めの準備

この記事のポイント

  • 相続トラブルの原因の多くは「事前準備不足」
  • 知識がなくてもできることからスタート
  • 遺言書+家族の話し合い+専門家相談で安心

最後に

この記事の内容は、相続が始まる前にこそ役立ちます。
「まだ早いかな?」と思う今がベストなタイミングです。

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この記事を書いた人

立神 彰吾

相続・遺言・生前対策などの法務相談を中心に、これまで累計1万件以上のご相談に対応。
立神法務事務所では、“相談しやすさ”を何より大切にしたサポートを心がけています。専門用語を並べるのではなく、「どうしてそうなるのか」がわかるよう背景や理由も交えて説明。
メリット・デメリットを丁寧にお伝えし、 お客様と一緒に、最適な方法を探していきます。

保有資格
行政書士
(特定行政書士・申請取次行政書士)
宅地建物取引士資格(未登録)
書籍
「最強の一問一答 
行政手続法・行政不服審査法編」
「最強の一問一答 基礎知識編
(行政書士法・戸籍法・住民基本台帳法)」