💡 はじめに|相続登記が「義務」になる時代へ!
これまで、相続による不動産の名義変更(相続登記)は任意でした。
しかし、2024年4月から法律が改正され、相続登記が義務化されました。
✅ 改正の背景は?
- 「登記されないまま放置された土地」が全国で増加
- 所有者不明土地問題への対策
今後は「やるか、やらないか」ではなく、「必ずやらなければいけない手続き」となります。
✅① 相続登記の義務化はいつから?
施行日:2024年4月1日
この日以降に発生した相続だけでなく、過去の相続で登記が未了のケースも対象となります。
✅② 相続登記の期限はいつまで?
相続登記の申請期限は次の通りです。
📌 基本ルール:
「相続が発生したことを知ってから3年以内」
たとえば…
- 2024年5月に父が亡くなった場合→2027年5月までに登記申請が必要です。
過去の相続でまだ未登記の場合:
→2027年3月31日までに登記しないと罰則対象になります。
✅③ 義務違反した場合のペナルティは?
過料(かりょう)=行政罰が科されます。
📌 罰則内容:
正当な理由なく期限内に登記をしなかった場合 → 最大10万円の過料
※過料は「刑事罰」ではありませんが、法的な制裁措置です。
✅④ 「正当な理由がある場合」って?
以下のような場合は、過料が免除されることがあります。
✅ 例:
- 相続人が不明で手続きできない
- 裁判で相続人確定中
- 重病などのやむを得ない事情
ただし、「忙しかった」「忘れていた」は理由になりません。
✅⑤ なぜ早めに相続登記すべきなの?
義務化だけでなく、以下のようなリスク回避のためにも、早めの対応が必要です。
- 将来の売却・担保設定ができない
- 相続人が増えて手続きがさらに複雑に
- いざというときに家族が困る
また、相続放棄や遺産分割協議がまだの場合でも、最低限の登記(相続人申告登記)はしておくと安心です。
✅⑥ 費用はどれくらいかかる?
相続登記には、次のような費用がかかります。
✅ 主な費用項目
- 登録免許税: 固定資産評価額×0.4%
- 司法書士報酬: 数万円〜十数万円が相場(案件による)
📌 ポイント:「費用が心配…」という方も、過料を払うより先に無料相談をおすすめします。
✅⑦ まとめ|2024年以降、相続登記は「必ずやるべき手続き」に!
相続登記の義務化は、すでに始まっています。
「そのうちやればいいや」と放置していると、過料リスクや手続きの複雑化が待っています。
✅ 今すぐやるべきこと
- 過去の相続で登記が終わっていない方 → 至急対応を!
- これから相続が発生する方 → 「3年以内」ルールに注意!
佐倉市周辺で相続登記にお困りの方は、お気軽に当事務所までご相談ください。