💡 はじめに|「相続手続きって、何からやればいいの?」

家族が亡くなると、感情的な悲しみの中でも、現実的な「相続手続き」が始まります。

「とりあえず、銀行?役所?」「何か期限があるの?」

そんな方のために、今回は【初めての相続でまずやるべき5つのこと】をわかりやすく解説します。

✅① 死亡届の提出と火葬許可証の取得

まず最初に行うのは、役所への死亡届提出です。

提出期限:7日以内

提出が済むと、「火葬許可証」が交付されます。これがないと葬儀や火葬ができません。

必要書類:

  • 死亡診断書(病院で発行)
  • 届出人の印鑑

✅② 相続人の確定(戸籍謄本の収集)

次に必要なのが、「誰が相続人か」を確定すること。

そのために、亡くなった方の出生から死亡までの戸籍謄本を全て取り寄せます。

さらに、相続人全員の戸籍も必要です。

よくある勘違い:
「いま手元にある戸籍だけで大丈夫でしょ?」 → ❌NGです!
“出生から死亡までの全戸籍” が必要です。

✅③ 相続財産の把握(プラスとマイナス両方チェック)

相続手続きで一番重要なのが、「どんな財産があるのか」を把握すること。

プラスの財産例:

  • 預貯金
  • 不動産
  • 株式・投資信託

マイナスの財産例:

  • 借金
  • ローン
  • 未払い医療費

💬 ポイント:「借金が多い場合、相続放棄するかどうかの判断材料にもなります」

✅④ 預金口座・不動産などの名義変更手続き

相続が発生すると、銀行口座は一時的に凍結されます。

そのため、以下の手続きが必要です。

  • 銀行の相続手続き:
    金融機関ごとに必要書類が異なります。
  • 不動産の相続登記:
    法改正により、2024年からは登記が義務化されています。

期限:
原則、相続発生を知った日から3年以内

✅⑤ 遺産分割協議書の作成(相続人全員の合意が必要)

財産の内容が把握できたら、相続人全員で「誰が何を相続するか」を話し合います。

その結果をまとめるのが、遺産分割協議書です。

これがないと、銀行や法務局での手続きができない場合が多いです。

📌 注意:
遺産分割協議は、相続人全員の実印+印鑑証明書が必要です。

✅まとめ|早めの専門家相談がおすすめ!

相続手続きは、
「戸籍の収集」
「財産の把握」
「名義変更」
など、やることが多く、手続きも煩雑です。

さらに、
「期限がある手続き」
「税金がかかる可能性」
「後々のトラブル防止」

…なども考えると、早めに専門家に相談するのが安心です。

もし佐倉市周辺でお困りの方は、ぜひ当事務所までお気軽にご相談ください。