この記事でわかること

  • デジタル資産とは何か?
  • なぜ遺言書に書くべき?
  • 書くときのポイント・注意点

💻デジタル資産ってどんなもの?

🌟代表的な例:

種類内容例
ネットバンクPayPay銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行などの預金
仮想通貨ビットコイン、イーサリアムなど(取引所の口座情報も)
有料サービスAmazonプライム、Netflix、Apple Musicなどの定期課金
SNS・メールLINE、Instagram、Gmail、Yahooメールなどのアカウント
クラウドデータGoogle Drive、Dropbox、iCloudなどのデータ保管

→ 一見「財産」とは思えないこれらも、相続・処分の対象になることがあります。

なぜ遺言書に書くべきなの?

📌理由①:相続人が“気づけない”

→ デジタル資産は紙の記録がないため、家族が存在に気づかないことが多いのが現実です。

📌理由②:ログインできないと手が出せない

→ パスワードが分からず、仮想通貨や預金が永遠にアクセス不能に…。

📌理由③:放置すると“トラブル”に

→ サブスク料金が引き落とされ続けるなど、知らない間に損失が出るケースもあります💸

✍️遺言書にどう書く?デジタル資産の書き方と工夫

✅① 資産の種類をできるだけ具体的に

例:

「楽天銀行の預金(口座番号〇〇〇〇)およびPayPayアカウントの残高は、長男に相続させる。」

✅② パスワードやIDは別紙に保管(※遺言書内には書かない)

→ セキュリティ上、ログイン情報は別に管理し、
遺言書内で「別紙に記載した」と明記するのが安全です。

✅③ 不明なものは「包括的条項」でカバー

例:

「上記に記載のないデジタル資産その他一切の財産は、次女に包括的に相続させる。」

🧯注意点とアドバイス

❗ID・パスワードの管理方法に工夫を

→ 紙のノート/USB保存/パスワード管理アプリなど。
定期的な更新と、信頼できる人に保管場所を伝えるのが大切です。

❗利用規約も要チェック

→ SNSやメールサービスによっては、「第三者に譲渡できない」と規定していることも。
→ 「削除してもらうだけ」でも、執行者の負担が減ります

🌸まとめ:デジタル資産は“見えない財産”だからこそ、備えが必要!

現代では、デジタル資産が「新しい相続財産」として欠かせない存在になっています。
遺言書にきちんと明記し、家族にバトンをつなげる仕組みを整えておくことで、
📌 大切な資産を失わずに済み、
📌 家族の手続きの負担も大幅に減ります。

未来に備える一歩として、今日から準備してみませんか?📘✨

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この記事を書いた人

立神 彰吾

相続・遺言・生前対策などの法務相談を中心に、これまで累計1万件以上のご相談に対応。
立神法務事務所では、“相談しやすさ”を何より大切にしたサポートを心がけています。専門用語を並べるのではなく、「どうしてそうなるのか」がわかるよう背景や理由も交えて説明。
メリット・デメリットを丁寧にお伝えし、 お客様と一緒に、最適な方法を探していきます。

保有資格
行政書士
(特定行政書士・申請取次行政書士)
宅地建物取引士資格(未登録)
書籍
「最強の一問一答 
行政手続法・行政不服審査法編」
「最強の一問一答 基礎知識編
(行政書士法・戸籍法・住民基本台帳法)」