「相続税対策をしたいけれど、何から始めればいいかわからない…」
そんなときにおすすめなのが、NISA(少額投資非課税制度)を活用した生前対策です。

NISAは、非課税で資産を増やせる制度。うまく使えば相続財産を減らしつつ、将来の資産形成も両立できます。ここでは、相続対策に使えるNISAの裏ワザを5つ紹介します。

NISA活用で期待できる効果【表で整理】

目的通常の相続NISA+生前贈与の活用
相続税の課税対象預金も株も時価で課税贈与で相続財産を減らせる
税負担高額になりやすい贈与110万円までは非課税
資産の増え方課税される非課税で運用益が増える
手続き相続開始後まとめて毎年コツコツ贈与+運用
トラブル防止相続開始後に分配協議贈与契約書で事前に明確化

NISA活用法①:毎年の贈与枠を活かして移転

贈与税の基礎控除110万円以内で、現金ではなくNISA口座へ資金を移して運用。
将来の値上がり益も非課税になるため、相続開始時の財産評価を減らせます。

NISA活用法②:夫婦の枠をフル活用

夫婦それぞれのNISA枠を使えば、非課税投資枠が2倍
老後資金の確保と相続財産の分散が同時にできます。

NISA活用法③:子や孫への早めの資金移転

ジュニアNISAは終了しましたが、未成年でも口座開設可能。
早めに資金移転して運用を始めれば、複利効果も最大化できます。

NISA活用法④:リスク分散で安定運用

投資先を分散し、値下がりリスクを抑えて安定した資産移転を目指しましょう。
分散投資+長期保有は、相続対策と相性抜群です。

NISA活用法⑤:贈与契約書を作成しておく

贈与は口約束だと「贈与じゃなくて相続財産」と認定される可能性あり。
毎年の贈与について贈与契約書を作成し、通帳に記録を残すと安心です。

まとめ:相続税を減らしながら資産を育てる

NISAは単なる投資ツールではなく、相続対策の強力な味方
生前贈与と組み合わせれば、

  • 毎年少しずつ財産を移せる
  • 税負担を抑えられる
  • 将来の分配トラブルを防げる

という3拍子そろった対策が可能です。

「どう組み合わせるべきか分からない…」という方は、
早めに専門家に相談し、最適なプランを立てるのがおすすめです。

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この記事を書いた人

立神 彰吾

相続・遺言・生前対策などの法務相談を中心に、これまで累計1万件以上のご相談に対応。
立神法務事務所では、“相談しやすさ”を何より大切にしたサポートを心がけています。専門用語を並べるのではなく、「どうしてそうなるのか」がわかるよう背景や理由も交えて説明。
メリット・デメリットを丁寧にお伝えし、 お客様と一緒に、最適な方法を探していきます。

保有資格
行政書士
(特定行政書士・申請取次行政書士)
宅地建物取引士資格(未登録)
書籍
「最強の一問一答 
行政手続法・行政不服審査法編」
「最強の一問一答 基礎知識編
(行政書士法・戸籍法・住民基本台帳法)」