うちの子(ペット)、自分がいなくなったら誰が面倒を見てくれるんだろう…。
そんなふうに思ったことはありませんか?
ペットは「家族」だけど、法律上は“モノ”として扱われるため、相続の対象にはなりません。
でも、安心してください。
「家族信託」を使えば、あなたの大切な子(ペット)を将来まできちんと守ることができます。
今回は、ペットの未来を託すための“家族信託5つの活用法”を、やさしく解説していきます!
🐾 そもそもペットは「相続」できない!?
ちょっとショッキングかもしれませんが…
🐕 ペットは法律上「動産」と呼ばれる“モノ”扱いなんです。
つまり、
💔 「うちの子に遺産を残したい!」
💔 「ペットに家や口座を相続させたい!」
と思っても、それはできません。
だからこそ、別の仕組み=家族信託を使う必要があるんです。
🛡 家族信託でペットを守る5つの使い方
① 🐾「ペットの生活費」を託しておく
将来の飼育費用(エサ・病院・トリミングなど)を、信頼できる人に信託財産として託しておきます。
たとえば、信託口座に300万円入れておいて、そのお金でペットの世話をしてもらうイメージです。
🔸 ポイント:
- 金額はペットの年齢・健康状態に応じて調整
- 途中で状況が変わっても柔軟に対応できるようにしておくと安心
② 🐾「お世話してくれる人」を信託で指定する
信託契約の中で、「この人にペットの面倒をお願いする」とあらかじめ決めておくことができます。
その人が「受託者」や「お世話人(飼育者)」になります。
💡 よくある例:
- 仲の良い親戚
- ペット好きの友人
- 動物保護団体やプロのペットシッター
③ 🐾「お世話してくれる人」にお礼(報酬)も設定できる
お世話してくれる人に、
「ありがとう」「これで負担を軽くしてね」という意味で、定期的な報酬やお礼金も信託の中に組み込めます。
たとえば:
- 毎月2万円支給
- 年に1回、ペット医療費とは別にご褒美支給
🎁 こうすることで、「責任感と感謝」が両立できます。
④ 🐾「亡くなったあとのこと」もセットで決めておく
ペットもいつかは旅立ちます。
そのときに、
- 火葬・供養の仕方
- お墓や合同慰霊碑への埋葬
- 使い残しの信託財産の行き先
などを契約に入れておくと、万が一のときにも迷わずに対応してもらえます。
⑤ 🐾「見守り役(受益者代理人)」をつけて安心度アップ
受託者ひとりに任せきりだと、何かあったときに不安ですよね。
そこで、「受益者代理人」や「見守り役(信託監督人)」という役目の人を立てておくと安心。
👀 この人は、
- ちゃんとペットの面倒が見られているか
- お金が正しく使われているか
をチェックする人です。
📝 家族信託でペットを守る仕組み(図解)
📊 簡単な関係図はこちら:
【飼い主(委託者)】
↓お金や指示を託す
【受託者(信頼できる人)】
↓ペットのお世話+支出管理
【ペット(実質的な受益者)】
↓使い残しがある場合
【帰属権利者(遺族や団体など)】
🌟 まとめ|“大切な家族”を守れるのは、想い+仕組み
ペットは、家族以上に心を癒してくれる存在。
でも人間と違って、「権利」や「声」を持てません。
だからこそ、私たちが代わりに準備してあげることが大切です。
✅ 相続ではカバーしきれない部分も、
✅ 家族信託なら、想いとお金をセットで託すことができます。
📌 今日のまとめ(おさらい表)
家族信託でできること | メリット |
---|---|
飼育費用の確保 | 継続的にお金を使ってもらえる |
お世話役の指定 | 誰が世話するかを明確にできる |
報酬の設定 | モチベーションと感謝の気持ち |
死後の対応設定 | 最後まで責任を持って見届けられる |
見守り人の設置 | 不正防止&安心感アップ |
🐕 最後にひとこと
「うちの子のために何かしたい」と思ったとき、
それを形にできる手段が家族信託です。
ぜひ一度、ご自身のライフスタイルやペットの性格を思い浮かべながら、
「もしも」の備えを考えてみてくださいね。