🔥「推し活」は生きがい。そして“遺しがい”へ。

近年、アイドル・俳優・アニメ・アート・動物保護・環境活動など、
自分の信じるものを応援する「推し活」は、年齢や性別を問わず広がっています。

では、“人生の最後”にその推し活を形に残すとしたら?

その選択肢の一つが――
💡 遺贈(いぞう)という「相続の寄付」なのです。

🧾 「遺贈」ってなに?普通の相続とどう違う?

📘 遺贈とは?

遺贈とは、遺言書で特定の人や団体に財産を贈ることです。
通常の相続(法定相続)とは異なり、遺言によって自由に指定できる点が特徴です。

👥 遺贈できる相手は?

  • 個人(親族・友人・恩人など)
  • 法人(NPO法人・学校法人・宗教法人・自治体・財団など)

つまり――
あなたの“推し”がNPOや団体であれば、そこに遺すことも可能!

🌈 「推しに遺す」って、実際どうやるの?

🛠 ステップ①:遺贈の意思を固める

まずは、「どこに、何を、どのくらい遺したいか」を整理します。

  • 遺贈先:動物保護団体、アート支援NPO、災害支援団体など
  • 内容 :預金、不動産、有価証券など
  • 割合 :全体の○%を寄付 など自由に設計可能

✍ ステップ②:遺言書を作成する

公正証書遺言をおすすめします。
公証人の立会いで作成されるため、形式不備のリスクがなく安心です。

📌 例:

私は、全財産のうち○○万円を、〇〇動物保護団体に遺贈します。

🔍 ステップ③:団体と事前に話しておこう

実際の遺贈では、団体が受け取りを拒否する可能性もあります。

そのため、事前に

  • 遺贈を希望している旨
  • 使ってほしい目的(例:保護猫の医療費に)
  • 受け取り方法(現金・不動産など)

を相談しておくとスムーズです。

💡 「推し活×遺贈」のメリットと注意点

✅ メリット❗ 注意点
自分の信念を形にできる法律にのっとった遺言が必要
家族以外にも遺せる相続人とのバランスに注意
社会貢献にもつながる税務面での準備が必要な場合も

🌟 実際にある!“推し遺贈”のリアル事例

🐶 Aさん(60代・無職)

長年、保護犬活動に関わってきたAさん。
「自分が亡くなった後も、助けられる命があってほしい」と願い、
遺言で、全財産の20%をNPO法人〇〇犬保護会に寄付。

結果、Aさんの遺志は団体の活動資金として使われ、多くの犬が救われることに。

🎤 Bさん(40代・会社員)

推しアイドルの母校に、活動費として50万円を寄贈する内容の遺言を準備。
「何かあったときに、自分の推しが未来に羽ばたいてくれたら本望」と笑顔で語る。

まだ生前ですが、備える=愛というメッセージが感じられる事例です。

💬 よくある質問(Q&A)

Q. 遺贈したら相続人に迷惑かかる?

A. 相続人がいる場合、「遺留分(最低限の取り分)」の侵害には注意が必要です。
→ 必ず専門家に相談してバランスを確認しましょう。

Q. 生前に少しずつ寄付する方がいい?

A. もちろんOKです。生前寄付も有効な方法です。
ただし、大きな額を一度に支援したい、インパクトを遺したいという方には遺贈が向いています。

🧭 最後に:「人生のラストステージも、推し活しよう」

“推し活”は生きるエネルギー。
そして“遺贈”は、その想いを次の世代に託すための方法です。

「私の遺産は、これからの未来を応援するために使ってほしい」

そんな願いを、きちんと法律に沿って準備することで、
あなたの「応援」は、時を超えて生き続けるのです。

📍 相続・遺贈のご相談はお気軽にどうぞ

当事務所では
✅ 推し団体への遺贈に関するサポート
✅ 公正証書遺言の作成支援
✅ 遺留分とのバランス調整アドバイス

などを行っております。