🌸 はじめに

「家族信託を始めたいけど、実際にどうやって手続きを進めるの?」
そんな疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。

家族信託は、事前準備から契約・登記・運用まで一連の流れがあります。
この記事では、初心者でも理解しやすいように 6つのステップ に分けてわかりやすく解説します。

✅ 家族信託の手続き6ステップ

① ヒアリング・目的の確認

🔍 まずは「なぜ家族信託をするのか」を明確にします。

  • 認知症対策?
  • 相続対策?
  • 不動産の管理?

👉 目的が曖昧だと契約内容がズレてしまうため、最初にじっくり整理することが大切です。

② 信託財産と受託者の決定

🏠 信託の対象とする財産(不動産、預金、有価証券など)を決めます。
👨‍👩‍👦 あわせて、管理を任せる「受託者」を選定。信頼性と責任感が重要です。

③ 信託契約の設計

📄 契約内容を設計します。

  • 誰が受益者になるのか
  • 財産をどのように使うのか
  • 承継先は誰にするのか

👉 将来の相続や税務も見据えた契約内容にするのがポイントです。

④ 信託契約書の作成(公正証書)

✒️ 契約内容をまとめ、公証役場で「公正証書」にしておくのが一般的です。
自己流やネットの雛形では法的効力が弱くなることもあるので、専門家に依頼するのが安心です。

⑤ 登記・金融機関での手続き

🏦 不動産を信託財産にする場合は「信託登記」が必要です。
💰 預金を信託する場合は、金融機関にて信託口口座を開設します。

⑥ 運用・管理スタート

🚀 契約・登記が完了したら、受託者が実際に財産管理を開始します。
💡 定期的な記録や収支管理を行い、透明性を確保することが重要です。

📊 家族信託の手続き「6ステップ」まとめ表

ステップ内容ポイント
① 目的の確認認知症・相続・不動産管理など目的を明確にゴール設定が最重要
② 財産と受託者決定信託する財産と受託者を選ぶ信頼性ある受託者を
③ 契約設計受益者・使途・承継先を決定将来を見据えて設計
④ 契約書作成公正証書にするのが安心専門家に依頼が安全
⑤ 登記・金融機関手続き不動産登記や信託口口座の開設実務上の手続きが必須
⑥ 運用開始財産管理・収支報告を実施透明性を確保する

🎯 まとめ

家族信託は便利な制度ですが、流れを理解せず進めると手続きが複雑で失敗につながる可能性があります。

失敗しないためには──

  1. 目的を明確にする
  2. 信頼できる受託者を選ぶ
  3. 契約内容を丁寧に設計する
  4. 専門家のサポートを受ける

この4点を押さえて、スムーズに家族信託を進めましょう。

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この記事を書いた人

立神 彰吾

相続・遺言・生前対策などの法務相談を中心に、これまで累計1万件以上のご相談に対応。
立神法務事務所では、“相談しやすさ”を何より大切にしたサポートを心がけています。専門用語を並べるのではなく、「どうしてそうなるのか」がわかるよう背景や理由も交えて説明。
メリット・デメリットを丁寧にお伝えし、 お客様と一緒に、最適な方法を探していきます。

保有資格
行政書士
(特定行政書士・申請取次行政書士)
宅地建物取引士資格(未登録)
書籍
「最強の一問一答 
行政手続法・行政不服審査法編」
「最強の一問一答 基礎知識編
(行政書士法・戸籍法・住民基本台帳法)」