今回は、相続税を大きく減らすことができる制度、
その名も【配偶者の税額軽減】について、わかりやすく解説します。
👩❤️👨「夫婦のどちらかが亡くなったとき、相続税ってどうなるの?」
💡実はこの制度を知っているかどうかで、何百万円単位の節税につながるケースもあります!
「うちはまだ先の話…」という方も、知っておくことで大切な人を守れます。
初めて相続に向き合う方にもやさしくお届けします!
目次
- 配偶者の税額軽減とは?ざっくり解説
- 非課税になる金額の上限は?【2つの基準】
- 実際の節税額をシミュレーションしてみよう
- 配偶者でも「申告しないと損する」って本当?
- 二次相続も意識してバランスよく分けよう
- まとめ:制度を知って安心相続へ!
1. 配偶者の税額軽減とは?ざっくり解説
「配偶者の税額軽減」とは、配偶者が相続した財産については、一定の範囲で相続税がかからない制度です。
📌 ポイントはこの2つだけ覚えて!
- ✅ 1億6,000万円までは非課税!
- ✅ または、法定相続分までなら非課税!
つまり、かなりの金額を相続しても、相続税が「0円」になることも珍しくありません。
2. 非課税になる金額の上限は?【2つの基準】
「非課税」には2つの基準があり、どちらか大きい方が適用されます。
基準 | 内容 |
---|---|
① 金額基準 | 1億6,000万円まで非課税 |
② 割合基準 | 法定相続分(通常は1/2)まで非課税 |
🟡 例えば、遺産総額が2億円、相続人が配偶者と子ども1人の場合:
→ 配偶者の法定相続分は1億円なので、その1億円までは非課税になります。
→ でも、もし1億6,000万円を相続しても、OK!
3. 実際の節税額をシミュレーションしてみよう
🧮【例】遺産総額:2億5,000万円、相続人:配偶者+子1人
- 配偶者が1億6,000万円を相続 → 相続税は0円!
- 子が残りの9,000万円を相続 → 子だけが課税対象
🔽この制度がなければ、配偶者も子も相続税を支払う必要があるため、数百万円〜数千万円の節税になることも。
4. 配偶者でも「申告しないと損する」って本当?
はい、本当です!
配偶者の税額軽減は、自動で適用されるわけではありません。
💥 申告しないと適用されない!
相続税の申告が必要なケースでは、
「私は非課税だから」と申告をしないと、この軽減が受けられません。
📄 対象になる場合は、相続開始から10か月以内に申告が必要なので注意です。
5. 二次相続も意識してバランスよく分けよう
注意しておきたいのが、「二次相続」。
配偶者が亡くなった後の相続です。
🟡配偶者にすべて相続させると:
→ 今回の相続税は0円でも、次回(子が相続)で大きな税額がかかる可能性あり!
✅ 対策のヒント:
- 子にも一部を分けて、将来の税負担を分散
- 家族信託や生命保険なども活用を検討
6. まとめ:制度を知って安心相続へ!
「配偶者の税額軽減」は、知っていれば数百万円〜数千万円の節税につながる制度です。
🔸 押さえておきたいポイント 🔸
- 1億6,000万円 or 法定相続分までは相続税ゼロ
- 申告が必要!自動適用ではない
- 二次相続まで見据えた分配を意識
💬 ご夫婦どちらかに万が一のことがあったとき、
「もっと早く知っておけばよかった…」と後悔しないために、今から備えましょう。
📞当事務所では、「わが家の場合どうなる?」というシミュレーションや、申告・書類作成のサポートも行っています。
お気軽にご相談ください!