💡 はじめに|「遺言書はあるけど…」が『争族』の始まり?
遺言書がない、または内容が曖昧・無効な遺言書だと、
家族間での相続トラブル(=争族)が発生する原因に。
✅ 実際によくあるケース
- 「兄弟で取り分でもめる」
- 「相続人以外の第三者への遺贈で揉める」
- 「遺言の有効性を巡って争いに…」
➡ こうしたリスクを減らすには、法的に確実な「公正証書遺言」の作成が有効です。
✅① 公正証書遺言とは?
公正証書遺言は、公証役場で公証人が作成する公的な遺言書です。
📌 特徴
- 法律の専門家(公証人)が作成
- 原本が公証役場に保管されるので紛失・改ざんリスクゼロ
- 裁判所の検認手続きが不要ですぐに執行できる
✅② 公正証書遺言作成の流れ【6ステップで解説】
① 内容の事前相談・原案作成
まずは、行政書士や司法書士、弁護士などに内容相談をするのが一般的。
✅ 必要な検討項目
- 誰に何を遺すか(遺産分割)
- 遺言執行者の指定有無
- 特定の相続人への配慮事項(寄与分、特別受益など)
② 必要書類の準備
✅ 必要書類例
- 戸籍謄本
- 不動産の登記事項証明書
- 預貯金の残高証明書
- 財産目録(行政書士に依頼可能)
③ 公証人との打ち合わせ・事前確認
作成内容をもとに、公証人が正式文書を作成します。
📌 ポイント:「公証役場への事前予約が必要」
④ 公証役場で作成当日
✅ 当日の流れ
- 本人が出席し、証人2名も立会い
- 公証人が遺言内容を読み上げ
- 本人が内容確認し、署名・押印
⑤ 公正証書遺言の原本が公証役場に保管
副本・正本が本人に交付されます。
⑥ 必要に応じて「遺言執行者」の指定
将来、相続手続きがスムーズになるよう、「遺言執行者」の指定もおすすめです。
✅③ 公正証書遺言の費用はどれくらい?
✅ 費用の内訳例
項目 | 費用目安 |
---|---|
公証人手数料 | 約1万円〜10万円程度(財産額による) |
出張費(希望する場合) | 実費 |
証人報酬 | 通常1名あたり5,000〜10,000円程度 |
専門家報酬(行政書士など) | 5万円〜15万円前後 |
総額: おおよそ 5万円〜20万円程度 が一般的です。(財産規模によって変動)
✅④ 公正証書遺言でトラブル防止できる理由
✅ トラブルを防げる3つの理由
- 法的に無効になりにくい
- 第三者が内容を確認して作成
- 検認不要ですぐに効力が発生
実際、裁判所で争いになる遺言書の多くは「自筆証書遺言」によるものです。
➡ 「絶対に争わせたくない」なら、公正証書遺言が鉄板!
✅⑤ 公正証書遺言作成のタイミングはいつ?
✅ こんな方は今すぐ検討を!
- 財産額が大きい方
- 不動産が複数ある方
- 相続人同士の仲があまり良くない方
- 特定の人に多めに遺したい方
- 内縁の配偶者や第三者に財産を残したい方
✅まとめ|「家族がもめない相続」のためにできること
相続トラブルを防ぐなら、「公正証書遺言」が最も確実な方法です。
✅この記事でわかること
- 公正証書遺言の作成手順
- 費用の目安
- トラブル防止効果の理由
佐倉市周辺での遺言書作成サポートも、当事務所が丁寧に対応いたします。
「今のうちにできる相続対策」を一緒に考えましょう。