🌱 はじめに

「将来は海外移住したい」「外国人パートナーと暮らす予定」
そんな方が気になるのが iDeCoやNISAは海外移住後どうなるのか? という点です。

実はこの2つの制度、日本に住んでいること が前提となっているため、海外移住すると大きな制約が発生します。

この記事では 「ideco nisa 海外移住」「外国人」 をキーワードに、制度の限界と注意点をわかりやすく解説します。

📌 iDeCoとNISAの制度をざっくりおさらい

制度対象者メリット制限
iDeCo日本在住・国民年金に加入している人掛金全額所得控除+運用益非課税+受取時控除60歳まで引き出せない、日本居住が前提
NISA日本在住・証券口座を持つ人運用益非課税・いつでも引き出せる日本の非課税口座に限る

👉 どちらも「日本居住者」であることが必須条件 です。

🛫 海外移住したらiDeCoはどうなる?

❌ 新規拠出できなくなる

iDeCoは 国民年金や厚生年金に加入していること が前提条件。
そのため、海外移住して 住民票を抜いた場合は掛金を拠出できなくなります

✅ すでに積み立てた分はどうなる?

  • 運用は継続できる
  • ただし 60歳までは引き出せない
  • 帰国後に再び拠出を再開できる

👉 つまり「積み立てた資金は凍結状態」になり、帰国するまで触れられません。

🌐 海外移住したらNISAはどうなる?

❌ 非課税口座は維持できない

NISA口座は「日本の居住者」であることが前提。
海外移住で住民票を抜いた時点で、新たな投資ができなくなります

✅ 保有中の資産はどうなる?

  • そのまま保有は可能
  • ただし「非課税扱い」が解除される場合がある
  • 課税口座へ移管され、売却益や配当には課税される

👉 特に注意が必要なのは「海外在住中はNISAの新規投資ができない」点です。

👤 外国人はiDeCoやNISAを使える?

日本に住んでいる外国人

  • 住民票があり、国民年金に加入していれば iDeCo加入可能
  • 日本の証券口座を持てば NISAも利用可能

日本を離れたら?

  • iDeCoは掛金ストップ
  • NISAは新規投資不可

👉 国籍ではなく「居住者かどうか」が基準 になります。

📊 まとめ:海外移住とiDeCo・NISAの関係

状況iDeCoNISA
日本居住中掛金拠出OK新規投資OK
海外移住(住民票抜く)掛金ストップ、運用のみ継続新規投資不可、資産は課税口座に移管
帰国後再開可能再び利用可能

💡 まとめ

  • iDeCoとNISAは「日本居住者向けの制度」
  • 海外移住すると「iDeCoは拠出停止」「NISAは非課税枠消滅」
  • 移住を検討している人は「移住前にどこまで積み立てるか」を戦略的に考える必要があります。

👉 つまり、海外移住するなら「帰国する可能性」や「移住国での投資制度」も視野に入れ、資産形成を設計することが大切です。